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【最新版】工業製品製造分野の特定技能2号評価試験 | 申し込み方法や注意点について詳しく解説

公開日: 最終更新日: PV:1008
特定技能2号-工業製品製造分野-試験

みなさん、こんにちは。SMILEVISAです!

特定技能外2号国人として働くためには、特定技能1号よりも高度な技術や経験が求められます。そのため、1号と比べて試験の内容や申し込み方法は異なります。

そこで今回は、今後ますます需要が高まる製造分野における試験の内容や申し込み方法について、特定技能2号の場合を詳しく解説していきます。

工業製品製造分野における特定技能2号評価試験とは

特定技能2号-工業製品製造分野-試験

特定技能2号の製造分野における試験は、経済産業省 (委託先:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)が実施しています。まず、工業製品製造分野における試験の日程や受験資格、受験料について見ていきましょう。

工業製品製造分野における特定技能2号評価試験の実施場所・日程

工業製品製造分野の特定技能2号試験は全国で行われています。そのため、どの地域にいても比較的受験しやすく、2~5か月ごとに試験が行われています。

特定技能2号の直近の開催日程についてはこちらから確認が可能です。現時点(2024年6月)では、特定技能2号に関しては国内からのみの受験となります。

工業製品製造分野・特定技能2号評価試験の申込期間

2024年度の試験申し込み期間はこちらのリンクより確認が可能です。

おおよそ実施日より2~3週間前に申し込みが締め切られるため、受験を希望する場合は早めに申し込みをしておきましょう。

なお、2024年4月より、一度予約した試験のキャンセルは一切できなくなると発表されました。
日時や場所の変更については、空きがあれば試験日の3営業日前(※試験日が土日、日本の祝日の場合は4営業日前まで)の23:59(日本時間)までは日時や場所の変更が可能です。

工業製品製造分野における特定技能2号評価試験の受験資格

工業製品製造分野における特定技能2号試験は、誰でも受験できるわけではありません。定められた受験資格を満たしている必要があり、国内外でその内容は異なります。

まず、国内で工業製品製造分野における試験を受験する場合の受験資格は下記の通りに定められており、これら全てを満たしている必要があります。

  • 原則として、試験日当日において、満17歳以上の外国人とし、試験に合格した場合に日本国内で就業する意思のあること。日本国籍を持つ場合は受験不可。
  • 日本国内に拠点を持つ企業の製造業の現場における3年以上の実務経験があること

特定技能2号については日本企業での実務経験が3年以上と定められていることに注意が必要です。こちらは技能実習期間も含むことができます。

工業製品製造分野における特定技能2号評価試験の受験料

国内の場合は、15,000円です。

特定技能2号試験についてはまだ現時点(2024年6月)では海外の実施はありません。

工業製品製造分野における特定技能2号評価試験内容

特定技能2号-工業製品製造分野-試験

工業製品製造分野の特定技能2号試験は、下記の全3区分にわかれています。

  • 製造分野特定技能2号評価試験(機械金属加工区分)
  • 製造分野特定技能2号評価試験(電気電子機器組立て区分)
  • 製造分野特定技能2号評価試験(金属表面処理区分)


実施言語は日本語となっており、コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式で行われます。これはテストセンターでコンピュータを使用して出題・解答する形式です。


試験会場は全国のプロメトリック会場となっており、北海道から沖縄まで全国で行われます。試験水準 は技能検定1級の合格水準と同じくらいとされています。それぞれの業務区分の学習用資料がこちらのサイトから確認できます。

問題数は30問かつ、合格基準は60%以上の正答となります。試験時間は80分です。

参考:プロメトリック公式サイト「製造分野特定技能2号評価試験

工業製品製造分野における特定技能2号評価試験にはプロメトリックID登録が必須

特定技能2号-工業製品製造分野-試験

工業製品製造分野の特定技能2号評価試験の申し込み方法および流れは、下記の通りです。

①プロメトリックIDを作成する

②受験者の顔写真を撮影しておく(顔写真の規定はこちら

③試験の専用ページにログインし、試験の申し込みを行う

④受験料の支払いを行う

⑤受験の確認書をダウンロードして完了

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①プロメトリックIDを作成する

試験の申し込みをする場合は、こちらのページより、まずはポロメトリックIDの作成を行いましょう。

注意事項の確認・同意事項の確認を進めていきます。完了すると、メールアドレスの登録を行います。すでにプロメトリックIDを作成済みの場合は、登録済みのEメールアドレスにIDを通知がくるようになっています。

その後はメールアドレスの確認や受験者情報の入力を行います。IDの作成方法の注意点についてはこちらのページより確認できます。

②受験者の顔写真を撮影しておく

日本国内で受験する場合は、試験の予約に顔写真が必要となります。試験申し込みの際に顔写真のアップロードが必要となるため、慌てないように前もって撮影しておきましょう。

顔写真の規定についてはこちらのページにて詳細が確認できます。

③試験の専用ページにログインし、試験の申し込みを行う

プロメトリックIDでログインをし、「試験を予約する」をクリックします。希望する試験を選択し、特別項目を入力します。

特定技能2号-工業製品製造分野-試験

プロメトリック「ID作成・予約の手順」より引用

その後、希望の試験日と地域を選択の上で「会場検索実行」をクリックすると、特定技能2号評価試験の開催会場と空き状況が表示されるため、希望の日程を選びます。最後に受験者本人の顔写真をアップロードします。

④受験料の支払いを行う

次の画面で支払方法を選択します。
クレジットカードやPayPayなど電子マネーも利用が可能です。

支払が完了したら予約完了です。

ログイン後の画面では予約した試験が確認できます。確認書の表示、予約内容の変更、キャンセル等が可能となります。日本国内で受験する場合、受験後にはWeb領収書の発行ができるため、会社が受験料を負担する場合などは領収書を発行してもらいましょう。

⑤受験の確認書をダウンロードして申し込み完了

支払いが終わると、試験についての詳細が記載された確認書のダウンロードが可能です。試験の予約内容や当日の持ち物、会場の地図が記載されているため必ず印刷して手元に置いておきましょう。

工業製品製造分野における特定技能2号評価試験に関する注意点・よくある質問

特定技能2号-工業製品製造分野-試験

工業製品製造分野における試験は、以下の点に注意しましょう。

実務経験証明書の申請方法が令和6年度から変更になります

令和6年度より、実務経験証明書の申請方法が変更されると発表がありました。

特定技能2号評価試験の受験希望者は、ポータルサイトの専用フォームから「実務経験証明書」を提出する必要があります。

また、事務局より発行された申請者固有の「受験資格確認番号」を、プロメトリックの申込時に入力する必要があるため、忘れずに手続きを行いましょう。

流れとしては下記の通りとなります。

①実務経験証明書をポータルサイト(受験資格確認番号の取得申請(実務経験証明書の提出)」フォーム)にアップロードして、本人情報を入力
②審査が終わったら(5営業日程度)受験番号の発行(メールで送られてくる)
➂プロメトリックのサイトでその受験番号(受験資格確認番号を入力して試験の申し込みをする

*実務経験証明書は本人が記入してOK(最後の作成責任者は現在の会社担当者もしくは以前勤めていた会社の担当者の署名が必要です)
*実務経験は製造業であれば、技能実習の経験も記載してOK

特定技能2号については実務経験証明書が必須となりますので、前もって用意をしておきましょう。フォーマットについてはこちらのページ(ページ下部)よりダウンロードできます。

実務経験証明書をアップする申請フォームは、こちらからアクセスできます。

特定技能2号を受け入れるなら、早めに試験に合格しましょう

以上、特定技能2号の試験について詳しく解説しました。工業製品製造分野における試験では、事前にID登録をしていなければ、試験の申し込みができないため、特定技能外国人2号評価試験を受け入れる事が決まったらすぐに登録を済ませておきましょう。

また、工業製品製造業分野に関するセミナーもオンデマンド形式でいつでもご覧いただけます。参加費無料・オンライン開催で全国どこでも参加が可能ですので、ぜひご参加ください!

【詳細&お申込みはこちらから】

※本セミナーは、受入れ企業様を対象としたセミナーとなります。それ以外の方、競合他社様のお申し込みについてはご遠慮くださいませ。


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 ※本記事は現時点(2024年11月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国 在留管理庁や在外公館までご確認をお願いいたします。

監修:川村 敦
大学時代にベトナムへ留学したことをきっかけに、日本で働く外国人の現実に衝撃を受ける。その後、エンジニアを経て外国人雇用に関するサービスを提供する株式会社CROSLANを2017年設立。特定技能外国人の管理委託や、管理クラウドサービス事業を通じて数多くの特定技能外国人のサポートを行ってきた実績の持ち主。趣味は世界遺産巡り。
       

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