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【特定技能】特定技能の在留資格の審査にかかる期間はどのくらい?許可されるまでにかかる日数を在留資格ごとにまとめました【2023年最新】

公開日: 最終更新日: PV:5761

みなさんこんにちは、SMILEVISAです!

特定技能外国人の在留資格の審査には、申請をしてから許可されるまでに一定の日数がかかります。許可を待つ外国人にとって「あとどのくらいで結果がわかるのか」という点は気になるのではないでしょうか。

受入れ企業にとっても、申請から許可されるまでの日数を知っておくことで「思ったよりも申請に時間がかかってしまった」という問題が発生するのを防ぐことができます。

計画通りに特定技能外国人を受入れるためにも、在留資格の審査にかかる日数をチェックしておきましょう。ではどこでチェックするのかというと、出入国在留管理庁のHPで一定期間ごとのかかった日数のデータが確認できます。

2019年から受入れが開始された在留資格「特定技能」は、平成31年の4月から在留資格の審査にかかる平均日数が公表されるようになりました。

今回は、受入れ企業が把握しておくべき特定技能の在留資格の審査にかかる期間について、出入国在留管理庁が公表するデータに基づき確認していきます。

特定技能外国人の在留資格の審査とは?

特定技能外国人の在留資格の審査とは、提出した書類をもとに出入国在留管理庁が在留資格を許可するのかどうかの審査を行うことです。原則として、受入れ企業の所在地を管轄する地方出入国在留管理局に申請をします(受入れ企業の管轄についてはこちらの出入国在留管理庁HPで確認できます)。

そして、在留資格に関する申請をしてから実際に許可されるまでの期間を「在留審査処理期間」といいます。

平成29年度から公表されている在留審査処理期間の概要は下記のとおりです。

  • 在留審査処理期間は四半期ごとに公表されます(年度ごとに4月1日~6月30日、7月1日~9月30日、10月1日~12月31日、1月1日~3月31日の4回公表されます)。
  • 公表している処理期間は処分日(実際に入管局で許可を受けた日)を基準としているため、実際の審査期間は表示された日数よりも短い場合が考えられます。
  • 在留審査処理期間は申請から許可までの期間であるため、不許可処分・申請取下げなどは含まれていません。
  • 追加で必要な資料の提出が求められた場合は、追加の資料が提出されるまでの日数も含まれます。

上記の内容をふまえたうえで、特定技能外国人の在留資格にかかる期間はどのくらいなのかチェックしていきましょう。

特定技能外国人の在留資格の審査にかかる期間はどのくらい?

特定技能外国人の在留資格の審査にかかる期間は、次の3つの申請手続きに分けて公表されています。

  • 在留資格の認定
  • 在留期間の更新
  • 在留資格の変更

こちらの出入国在留管理庁HPの「特定技能制度に関するQ&A」によると、特定技能の在留資格の審査にかかる期間は下記のように回答されています。

申請内容審査にかかる期間の目安
在留資格認定証明書の交付申請1.5ヶ月から3ヶ月
在留資格の変更許可申請1.5ヶ月から2ヶ月
在留期間の更新許可申請2週間から1ヶ月

特定技能の審査にかかる日数は在留資格認定証明書の交付申請は1ヶ月から3ヶ月、在留資格の変更許可申請は1.5ヶ月から2ヶ月、在留期間の更新許可申請は2週間から1ヶ月となっています。

特定技能の審査は、海外から新規で受け入れる「在留資格認定証明書の交付申請」については変更や更新より長くかかりますので、注意が必要ですね。

それでは実際に公表されたデータをもとに、特定技能の在留資格の審査にかかる日数をお伝えしていきます。

在留資格の審査から許可されるまでにかかる日数を在留資格ごとにチェック!

出入国在留管理庁で公表されている在留期間処理期間(日数)のデータを確認することで、特定技能外国人の在留資格が許可されるまでにどれくらいの日数がかかっているのか分かります。

2023年7月現在までに公表されているデータで一番新しいものは、下記の資料の令和5年1月から3月分となっています。

赤枠で囲まれている部分が特定技能の項目です。

【引用】出入国在留管理庁|公表情報 在留審査処理期間

海外からの新規呼び寄せである在留資格の認定証明書交付の審査では、全ての在留資格においても1~3ヶ月ほどかかっているようです。

在留期間の更新や在留資格の変更についての審査では2週間ほどで許可される資格も多く、短期滞在の資格であれば1週間以内に許可されています。

それでは特定技能の在留資格の場合はどうでしょうか。

上記のデータから、令和5年1月から3月に許可された特定技能1号の在留資格の審査において、処分日(実際に許可の告知を受ける)までの日数は次のようになっています。

申請内容許可されるまでの日数
在留資格認定証明書の交付78.0日
在留期間の更新42.4日(審査が終了した時点で30.8日)
在留資格の変更57.0日(審査が終了した時点で41.8日)

※日数については平均値であり、実際にはデータ以上の日数がかかる場合があります。

特定技能の在留資格の認定審査(海外から新規呼び寄せ)には許可されるまで2ヶ月以上かかっており、在留資格の中で一番日数がかかっていることがわかります。これは技能実習の在留資格と比べて、およそ2倍の日数がかかっていることになります。

在留期間の更新の審査では、特定技能以外の在留資格は1ヶ月以内に審査が終了しています。一方で、特定技能の在留期間の更新や在留資格の変更には、1ヶ月以上かかることが多いようです。

それでは上記のデータより前に公表された期間の許可までにかかる日数はどうでしょうか。

令和4年度に許可された、特定技能1号の処理期間(実際に告知されるまでの日数)は次のようになっています。

期間在留資格認定証明書の交付在留期間の更新在留資格の変更
4月~6月64.1日39.6日(29.0日)49.8日(36.4日)
7月~9月64.7日40.4日(28.6日)51.5日(37.0日)
10月から12月70.2日42.6日(31.9日)54.0日(40.9日)

※()内の数字は審査が終了した時点での日数を表しています。

※特定技能以外のすべての在留資格についての在留審査処理期間は、こちらの出入国在留管理庁HP の在留審査処理期間のページから確認できます。

令和4年度のデータからまとめると、特定技能の在留資格認定証明書の審査はおよそ2ヶ月、在留期間の更新と在留資格の変更の審査はおよそ1ヶ月から2ヶ月の期間が必要であることがわかります。

特定技能の在留資格の審査で受入れ企業が気をつけておくことは?

特定技能外国人を受入れる企業は、在留資格の審査にかかる日数を考えて申請手続きの準備を始めましょう。受入れる特定技能外国人にも、許可までにどのくらいの日数がかかるのか説明しておくと安心です。

審査にかかる日数に加えて、複雑な書類の準備期間も必要です。書類に不備があれば提出しなおさなければならないため、さらに許可までの日数がかかってしまいます。提出する書類に不備がないかよく確認し、余裕を持って準備しておくことが大切です。

在留資格の審査から許可されるまでの日数を意識したうえで手続きを始めましょう

以上、特定技能の在留資格の審査から許可されるまでにかかる日数について解説しました。

特定技能の在留資格の審査には在留資格の認定、在留資格の変更、在留期間の更新の3つがあります。審査にかかる期間はおよそ1~3ヶ月と、ほかの在留資格と比べて特定技能の審査には日数がかかることがわかりました。

受入れ企業は慌てて申請をしないためにも、許可までにどのくらいの日数がかかるかを把握し早めに申請の準備をしておきましょう。

SMILEVISAではこれから特定技能を自社支援で受け入れていきたい、特定技能の管理費を大幅にコストカットしたい、書類の申請を効率化したい!とお考えの受入れ企業様向けの特定技能管理システムを提供しています。

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※本記事は現時点(2023年7月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国在留管理庁や在外公館まで直接お問い合わせいただくようお願い致します。

監修:川村 敦
大学時代にベトナムへ留学したことをきっかけに、日本で働く外国人の現実に衝撃を受ける。その後、エンジニアを経て外国人雇用に関するサービスを提供する株式会社CROSLANを2017年設立。特定技能外国人の管理委託や、管理クラウドサービス事業を通じて数多くの特定技能外国人のサポートを行ってきた実績の持ち主。趣味は世界遺産巡り。
       

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