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みなさんこんにちは、SMILEVISAです!
特定技能2号は長年日本で働き、技術を身に付けた外国人人材の方で、特定技能1号よりもさらに熟練した技能を要する試験となります。そのため特定技能1号を保有している方が主な受験者となります。また特定技能2号は、全分野で実施されているわけではなく一部の分野に限定されて実施されます。
こちらの記事では、2024年の特定技能2号の試験に関する詳細についてお伝えしています。試験に関することや注意点をしっかり確認して理解を深めてもらえればと思います。
特定技能2号に必要な試験と条件は?
特定技能2号の試験が実施されている分野は以下の通りです。
- 建設分野
- 造船・舶用工業分野
- 農業分野
- 飲食料品製造業分野
- 外食業分野
上記5分野以外は特定技能1号と特定技能2号で共通または特定技能1号のみの試験となっています。詳細については後述の「特定技能1号の試験は?」にてご確認いただけます。
また特定技能2号の試験がある5つの分野については、特定技能2号の試験を受けるにあたって技能試験以外に必要な条件がありますので、以下にて説明します。
建設分野
班長または職長として0.5年~3 年の実務経験が必要となる。
造船・舶用工業分野
造船・舶用工業分野において複数の作業員を指揮・命令・管理する監督者としての実務経験が2年以上必要となる。(試験日の前日まで)
農業分野
農業分野においては、以下のいずれかが条件となります。
- 試験区分に応じた現場で(耕種農業または畜産農業)複数の作業員を指導しながら作業に従事し、工程を管理した実務経験が2年以上ある。
- 耕種農業または畜産農業の現場で3年以上の実務経験がある。
飲食料品製造業分野
国内試験を受験する者は、以下の条件を満たす必要があります:
- 在留資格を有する者であること。
- 試験日時点で17歳以上であること。
- 退去強制令書の円滑な執行に協力するとして法務大臣が告示で定める外国政府又は地域の権限ある機関の発行した旅券を所持していること。
- 試験の前日までに飲食料品製造業分野において管理等実務経験が2年以上あること。管理等実務経験が2年に満たない場合は、試験の日から6か月以内に2年以上の経験を見込まれる必要がある。
※試験に合格することができたとしても,そのことをもって「特定技能」の在留資格が付与されることを保証したものではなく, 試験合格者に係る在留資格認定証明書交付申請又は在留資格変更許可申請がなされたとしても,必ずしも在留資格認定証明書の交付や在留資格変更の許可を受けられるものではないことにご留意願います。
(現在、国外での特定技能2号技能測定試験の予定はありません)
外食業分野
日本国内で実施される外食業2号技能測定試験(国内試験)を受験する者は、
以下の条件を満たす必要があります:
- 在留資格を有する者であること。
- 試験日時点で17歳以上であること。
- 退去強制令書の円滑な執行に協力するとして法務大臣が告示で定める外国政府又は地域の権限ある機関の発行した旅券を所持していること。
- 試験の前日までに外食業分野において指導等実務経験が2年以上あること。指導等実務経験が2年に満たない場合は、試験の日から6か月以内に2年以上の経験を見込まれる必要がある。
(現在、国外での特定技能2号技能測定試験の予定はありません)
※試験に合格することができたとしても,そのことをもって「特定技能」の在留資格が付与されることを保証したものではなく, 試験合格者に係る在留資格認定証明書交付申請又は在留資格変更許可申請がなされたとしても,必ずしも在留資格認定証明書の交付や在留資格変更の許可を受けられるものではないことにご留意願います。
特定技能2号の2024年試験日程はいつ?どこで受けられる?
特定技能2号の試験ある分野「建設分野、造船・舶用工業分野、農業分野」についての試験の詳細をお伝えしますので、それぞれ確認してください。
①建設分野
試験実施主体:一般社団法人建設技能人材機構
特定技能2号の試験区分は土木、建築、ライフライン・設備となっております。
建設分野特定技能評価試験の日程は下記の通りです。
実施場所 | 2024年実施日程 |
東京会場(一般社団法人 建設技能人材機構 テストオフィス) | 2/5.19.26 3/4.11.18.25 4/8.15.22 5/13.20.27 6/3.10.17.24 7/18.22.29 8/5.19.26 9/2.9.30 |
大阪会場(大阪府立労働センター(エル・おおさか) 701 会議室) | 2/15.16 3/13.14 4/17.18 5/22.23 6/12.13 7/17.18 8/28.29 9/25.26 |
熊本会場(熊本市国際交流会館 第 3 会議室) | 2/29 |
広島会場(RCC 文化センター 6 階 601 会議室) | 3/21 |
福井会場(詳細未定) | 4/11 |
愛知会場(詳細未定) | 5/29 |
福岡会場(詳細未定) | 6/19 |
北海道会場(詳細未定) | 7/4 |
宮城会場(詳細未定) | 8/23 |
新潟会場(詳細未定) | 9/11 |
②造船・舶用工業分野
試験実施主体:一般財団法人日本海事協会
特定技能2号が実施される試験の業務区分は溶接のみとなっています。
試験場所や設備については、申請者本人が用意します。申請者が用意した場所に、会の試験監督者派遣されるかたちとなります。
2024年実施日程 |
1/15.22.24.25.29.31 2/5.15.16.19.26.29 |
③農業分野
試験実施主体:一般社団法人全国農業会議所
試験会場の詳細は全国農業会議所のサイトまたは、申し込みを行う専用のウェブサイトに掲載されます。
2024年実施日程 |
2/19~21 |
④飲食料品製造業分野
試験実施主体:OTAFF 一般社団法人外国人食品産業技能評価機構
飲食料品製造業の2024年の試験日程は下記のとおりです。
実施場所 | 実施日程 |
仙台 | 3月29日 |
東京 | 3月29日~30日 |
名古屋 | 3月29日 |
大阪 | 3月29日 |
福岡 | 3月29日 |
受験者登録は2月15日10:00~2月26日23:59、試験申し込みは2月29日10:00~3月6日17:00となります。
⑤外食業分野
試験実施主体:OTAFF 一般社団法人外国人食品産業技能評価機構
外食業も飲食料品製造業と同じ日程での実施となります。
実施場所 | 実施日 |
仙台(ハーネル仙台) | 29日 |
東京(タイム 24 ビル) | 29日~30日 |
名古屋(名古屋コンベンション) | 29日 |
大阪(大阪国際交流センター) | 29日 |
福岡(福岡中小企業振興センター) | 29日 |
飲食料品製造業・外食業の試験について、詳しくはこちらをご参照ください。
特定技能2号の試験の実施状況は?
実際の特定技能2号試験のそれぞれの合格率についてお伝えします。各分野で開催されている年月が異なりますので、それぞれ直近の試験結果となっております。
①建設分野
実施日程(試験場所) | 科目 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2024年1月15日 (東京都実施) | 2号ライフライン・設備 | 4人 | 0人 | 0% |
2024年1月22日 (東京都実施) | 2号土木 | 10人 | 1人 | 10% |
2号建築 | 15人 | 0人 | 0% | |
2号ライフライン・設備 | 2人 | 0人 | 0% | |
2024年1月24日(大阪府実施) | 2号土木 | 5人 | 3人 | 20% |
2号建築 | 15人 | 0人 | 0% | |
2号ライフライン・設備 | 1人 | 0人 | 0% | |
2024年1月25日 (大阪府実施) | 2号土木 | 9人 | 0人 | 0% |
2号建築 | 12人 | 0人 | 0% | |
2024年1月29日 (東京都実施) | 2号土木 | 16人 | 1人 | 6% |
2号建築 | 18人 | 0人 | 0% | |
2号ライフライン・設備 | 3人 | 2人 | 67% | |
2024年1月31日(愛媛県実施) | 2号建築 | 5人 | 0人 | 0% |
2号ライフライン・設備 | 2人 | 0人 | 0% |
②造船・舶用工業分野
実施日程(試験場所) | 方式 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2023年9月6日(広島県実施) | 出張方式 | 3人 | 3人 | 100% |
2023年9月6日(三重県実施) | 出張方式 | 14人 | 12人 | 85.7% |
2023年10月5日(岡山県実施) | 出張方式 | 3人 | 3人 | 100% |
③農業分野
実施場所 | 試験区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
日本国内各都道府県 | 耕種農業全般 | 38人 | 3人 | 7.8% |
畜産農業全般 | 19人 | 9人 | 47.3% |
④飲食料品製造業分野
特定技能2号試験これから実施予定
⑤外食業分野
特定技能2号試験これから実施予定
特定技能2号の試験に関する注意点
特定技能2号の試験を受けるにあたり、注意が必要なことを以下にまとめました。
試験を受ける際は最新の情報確認することが必要
現在公開されている情報は、現時点でのものです。随時更新されるもの、変更がある場合もありますので注意してください。また特定技能2号は1号と比べ受験者数も少ないので、申し込み人数によって開催場所や試験の有無等が直前で変更される場合もありますので申し込みは余裕を持って行いしましょう。
分野により必要条件が異なる
それぞれの分野で試験を受けるための必要条件を満たしている必要があります。受験直前に気づいてもすぐに条件を満たすことは難しいものもあります。試験までに間に合わないということがないように、特定技能2号の受験を希望している場合は、早めに必要条件を確認して取り組むようにしてください。
特定技能1号の試験は?
特定技能1号については、全ての分野で試験があります。試験内容はもちろんのこと、国際交流基金日本語基礎テスト又は日本語能力試験の受験が必要など、条件が異なります。特定技能1号の試験を受けたいという方は、こちらの記事にて詳しく説明しています。
特定技能2号の2024年試験日程は常に最新情報をチェックしましょう
特定技能2号は、特定技能1号を取得し、働く中でより熟練した技能を持つ方向けに実施されている試験です。全分野で試験がある訳ではなく、建設分野、造船・舶用工業分野、農業分野の3つの分野にて実施されます。
特定技能2号の試験を受験するにあったって、満たす必要のある実務条件等がありますので、あらかじめ確認が必要です。
実施場所や実施日程は随時更新されていますので、受験を希望する場合はホームページや専用サイトなどで細かに確認してください。
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※本記事は現時点(2024年2月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国在留管理庁や在外公館まで直接お問い合わせいただくようお願い致します。