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タイの特定技能外国人を受け入れるなら知っておきたい!文化や注意点を解説

公開日: 最終更新日: PV:639

みなさん、こんにちは。SMILEVISAです!

日本の特定産業分野の人手不足を解消するために開始された特定技能制度を利用し、日本で働く特定技能外国人は年々増加傾向にあります。


しかし、様々な国籍の特定技能外国人を受入れる際、企業側は文化や宗教の違いに驚くことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、タイの特定技能外国人を受け入れるなら知っておきたい文化や注意点を解説していきます。

タイはどんな国?

まず、タイの基本情報や主要産業を見ていきましょう。

タイの基本情報

タイは東南アジアの中心部に位置する国で、正式名称はタイ王国です。
ミャンマーやラオス、カンボジア、マレーシアなどの4ヵ国と国境を接していて、ベトナムとも近いです。

面積51万4,000平方キロメートル(日本の約1.4倍)
人口6,609万人(2022年 タイ内務省)
首都バンコク
民族大多数がタイ族
その他 華人、マレー族など
言語タイ語
宗教仏教 94%
イスラム教 5%
出典 タイ基礎データ|外務省 (mofa.go.jp)

タイの公用語はタイ語で、地域によっては一部少数民族による方言も使われています。
観光国であるため、英語によるコミュニケーションはホテルや観光地ではある程度可能ですが、基本的には日本と同様に、簡単な英語での会話となっています。

タイの主要産業

では次に、タイの主要産業を見ていきましょう。

農業は就業者の約30%を占めていますが、GDPでは10%未満にとどまっています。
一方、製造業の就業者は約15%ですが、GDPの約30%と最も高い割合を占めています。

また、タイ経済の柱は観光ということもあり、新型コロナウィルス感染症拡大前の2019年には海外からの観光収入が605億ドル(世界第4位)となっています。
これはタイのGDPの約12%に匹敵する額です。

タイの文化・国民性は?

続いて、タイの人々の国民性や宗教など、文化について見ていきましょう。

国王を敬愛している

タイの最大の特徴は、王国であり、王様がいるということです。
国内では、国王は特権的な位置におり、タイ国民はみな国王を敬愛していると言われています。

毎日朝と夕方になると、タイではスピーカーから1分間ほどタイの国歌が流れるのですが、この時間に道を歩いている人は立ち止まり、作業をしている人も手を止めるそうです。

タイ王室への敬意を表す時間とされているため、国歌が流れている最中に立ち止まらないと、不敬罪で逮捕されるというケースもあると言われています。

笑顔があふれる温厚な国民性で、差別が少なくフレンドリー

タイが「微笑みの国」と呼ばれていることはご存じでしょうか。
その呼ばれ方の通り、タイの人々は温厚で笑顔があふれる国民性だと言われています。

また、基本的には誰に対してもフレンドリーで、人間関係をとても大切にしているため、仕事を人間関係の上に成り立っているものと考えている人が多いです。

男女の境界にとらわれないLGBTに属する人々も多く、日本よりもずっと社会に浸透して溶け込んでいます。個性が大切にされているので、のびのびと過ごせる人も多いようです。

国民の約9割が敬虔な仏教徒

タイは仏教国ですが、日本の仏教とは異なる「上座部仏教」という戒律の厳しい仏教が基本となっています。


「輪廻転生」が基盤となっており、生きている間に繰り返し善行を積むことで、生まれ変わっても不自由のない人生を送ることができるという教えです。

また、出家して厳しい修行に耐えた者だけが悟りを開き救われるという教えが根本にあるため、男子は1度は出家して修行を積むことで一人前と認められる風潮があります。


3カ月間の出家が一般的ですが、昨今は短い場合は1~2週間ということもあるそうです。会社に出家の休暇届けを出して、お寺で出家生活を送るというケースもあります。

タイの特定技能外国人を受入れる場合の注意点

タイと日本では文化や価値観が異なるため、タイの特定技能外国人を受入れる場合には、いくつか注意点があります。

頭を触ってはいけない

タイは仏教国ですが、宗教とは別に「精霊信仰」が古くからあります。


「万物には霊が宿っており、その精霊が人々の生活を守護することもあれば、不敬な行いに対しては災いを起こす存在でもある」という考えです。

その精霊は体の中で1番高い場所である頭に宿るとされているため、たとえ子供であっても頭を触るという行為はタブーとなっています。


神聖視されている頭を触ることは非常に失礼な行為となるため、例え軽くであっても叩いたり撫でたりしてはいけません。

「時間は目安」という考えを理解する

タイ国内は渋滞が多く正確な予定を立てにくいという事情から、「時間はあくまで目安」と考えるタイ人は多いです。


決まりや約束も苦手という人が多く、プライベートはもちろん仕事でも遅刻したり納期を過ぎても気にしません

そのため、日本における仕事上での時間の感覚をしっかり説明し、念のため納期よりも早い期日を設定するなどの工夫が必要です。

人前で怒らない

タイの人々は、笑顔でいることは周りのみんなに良い影響を与えるという考えを持っているため、どんな時でも笑顔です。


反対に、怒る人は周囲の人の雰囲気も悪くすると言われています。

そのため、職場で他の人がいる前で怒ると、タイ人の信用を一気に失いますタイの人々は転職に対しても抵抗があまりないため、「よりよい職場環境へ」と転職してしまう可能性もあるので、特に気を付けましょう。

タイから特定技能外国人を受け入れる際の2か国間協定は?

特定技能外国人を受け入れる際に、それぞれの国で定められた手続きが存在します。タイの2か国間協定についてはこちらの記事で解説しています。

タイの特定技能外国人を受入れる際は、国に敬意を払ってタブーに注意しよう

今回は、タイの特定技能外国人を受入れる際に知っておきたい文化や注意点について解説しました。
タイの人々は愛国心が強いため、冗談でも国王や国について、軽はずみな言動はしないようにしましょう。

「日頃から善行をして、物事に執着せず、人として正しく生きる」という仏教の教えを大切にしており、温厚で笑顔溢れる国民性だとも言われています。


その一方で、頭を触らない、人前で怒らないなどのタブーもあるので、注意が必要です。

また、名前が長いタイの人々はニックネームで呼び合う習慣があります。
雇用した際はどのように呼べばいいのかを確認して、コミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。

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 ※本記事は現時点(2023 年8月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書 式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国 在留管理庁や在外公館まで直接お問い合わせいただくようお願い致します。

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